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CBトラの巻

事業計画書作成

Q12

事業計画書とはどのようなもので、誰が何のためにつくるものですか

間仕切り A
イラスト

■ 文章と数字で事業シナリオをつくる
「事業計画書」は「ビジネスプラン」とも呼ばれています。創業者が船長なら、ビジネスプランはその航海図。アイデアを実際に書いてまとめることで、プランが具体的になり徐々に自信がついてきます。客観的にプランを評価し、チャンスやリスクを発見できます。最も大切なことは、どの程度収益を得て費用を払い、利益を得るかシミュレーションすることです。
一般に事業資金を借りる際、金融機関はプランがたてられない人にはお金を貸してくれません。


■ プランを作る目的
(1)自分自身を納得させるため、夢を具体化する
(2)家族に納得し、共感・協力してもらう
(3)行政や協力者、金融機関への説得資料

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間仕切り
間仕切り

Q13

どの程度収入があれば赤字にならないのですか

間仕切り A

「赤字」とは、入ってくるお金(収入)よりも、出て行くお金(支出)が多い状況です。赤字にならないためには、経費の総額を把握して、それを上回る(=利益が出る)売上を目標にします。その目標売上高を「損益分岐点売上高」(下図参照 損益分岐点)といいます。


損益分岐点売上高を計算するには、費用を「変動費」と「固定費」の2つにわけて考えます。(→Q48参照
 ・変動費…仕入原価や製造業の直接材料費、外注加工費、など
 ・固定費…人件費や水道光熱費、不動産賃借料など


事業を継続するためには、自分にとっての損益分岐点売上高がいくらなのか、目安として知っておきましょう。起業前、事業計画書を作成した際などに計算してみると良いですね。


損益分岐点
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間仕切り
間仕切り

Q14

事業計画の作成方法について教えてください (1)収入を見積もる

間仕切り A
CBのおもな収益源には次のものがあります。
(1)会費:年会費、月会費
(2)寄付:一般寄付、指定寄付
(3)事業収益:物品販売、情報提供、コンサート、バザー
(4)補助・助成:補助金、助成金、協賛金(主催事業への支援)
(5)委託(受託):委託費(受託収入)
このうち(4)(5)は安定的に確保しにくい性質があります。計画的に事業を行うには、自助努力が可能な(1)〜(3)のウェイトを高め、裏づけのあるデータをもとに積算することが望まれます。

◆掛け算で計算する
事業収入は「単価」×「件数」の掛け算で算出します。掛け算にしておくと「利用者1人当り何円増加させよう」「何人利用者を増やそう」と目標が明確になります。

【年間事業収入の算出例】
(1)会費
 年会費 2,000円×100名=200,000円(年)
 月会費 1,000円×100名×12ヶ月=1,200,000円(年)
会費収入 1,400,000円 …A

(2)寄付
 法人寄付 100,000円×5件=500,000円(年)…B

(3)事業収益
 物品販売 1,000円/日×26日×12ヶ月=312,000円
 相談料  1,500円/2時間×2件×26日×12ヶ月=936,000円
 セミナー 2,000円×25名×1回/月×12ヶ月=600,000円
事業収益 1,848,000円 …C

*年間事業収入総額=ABC=3,748,000円


おおむね、事業には季節偏差があります。年間計画がおおまかに立てられたら、月別計画に落としこむと、より現実的な計画になります。

◆数字の裏づけを説明できるようにしておく
数字は根拠が説明できる数字を記入しましょう。たとえば「会員数100名」と計画する理由として、「すでに利用希望者が50名程度いる」「メンバーが直接打診して60名程度と口約束をしている」などです。

◆2年目、3年目と徐々に成長する計画を立てる
上記例の(1)〜(3)の区分ごとに、2年目、3年目と少しづつ成長させる計画を作りましょう。単価向上よりも、リピーターや口コミによる利用者数増加が手堅い計画のコツです。
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間仕切り
間仕切り

Q15

事業計画の作成方法について教えてください (2)支出を見積もる

間仕切り A

事業の利益構造は次のような仕組みになっています。

<事業の収益構造>
収益構造

事業にかかる支出には大きくわけて二つの種類があります。

*事業費支出(1):原材料や仕入
 ・飲食店の原材料費、物販業の仕入れ代などがこれにあたります。
 ・一般に、事業収益の増減に比例して一定の率でかかります。

*事業費支出(2):販売や管理
 ・事業を維持するのにかかる経費です。
 ・事業収益の増減に比例して一定の率でかかるものと、
  収益に関係なく固定額でかかるもの(賃料など)があります。

支出計画で大切なのは「ヌケ・モレがないように積算すること」および「事業収益の増減に連動するか見極めること」です。次の項目を参考にきめ細かく費用を積み上げていきましょう。
【おもな事業費支出一覧】
・賃借料 ・・・ 支払家賃、支払地代、月極駐車料金、リース料など
・水道光熱費 ・・・ 水道代、電気代、ガス代、燃料代など
・通信費 ・・・ 電話代、ハガキ代、宅配便代、通信代など
・旅費交通費 ・・・ 業務のための出張旅費、電車代、バス代、タクシー代など
・広告宣伝費 ・・・ 不特定多数の人に対する広告費(特定の人対象だと交際費)
・消耗品費 ・・・ 事務用消耗品(文房具等)、消耗工具器具備品(机や椅子など)
・修繕費 ・・・ 建物や機械など有形固定資産を補修する費用
・支払保険料 ・・・ 生命保険料、損害保険料など

その他、給与、新聞図書費、外注費、荷造発送費、支払手数料、租税公課等があります。


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間仕切り
間仕切り

Q16

事業計画の作成方法について教えてください (3)採算性をチェックする

間仕切り A

事業の採算性は、「事業収入」−「事業費支出」でチェックします。
もし、下図のように支出が収入を上回るような事業構造であれば、事業収益はマイナスになってしまいます。どんなにたくさん事業収入を獲得しても、常にそれ以上の支出があるため、いつもお金が足りない状態になる恐れがあるのです。創業後、2年目も3年目も赤字計画になる場合は、事業そのものに無理がある証拠です。根本的に計画を立て直した方が良いでしょう。

<赤字構造>
赤字構造

計画を立て直す際、ただ数字を直すだけでは意味がありません。活動全体の価値を再確認し、収入向上および支出削減をシミュレーションしましょう。

■事業収入の向上
・ターゲット設定 ・・・ 利用率の高い層を開拓する、地域潜在客を事前により開拓する
・利用拡大 ・・・ 利用頻度を高める販促策を導入する、回数メリット、会員メリットなど
・単価向上 ・・・ 高い付加価値を持つ商品・サービスを提供する、スタッフの質を高めるなど

■事業費支出の削減
・事業費支出(1)の削減 ・・・ 無駄のない仕入を行う、商品・サービスの内省化をはかるなど
・事業費支出(2)の削減 ・・・ 固定費(賃料や人件費)を減らす、口コミなどの人脈を活用するなど

収益が出ないと、真っ先にコストダウンを考えがちです。しかし最も大切なのは、安心してお金を払ってもらえる収益源を持つことです。安易にコストダウンして商品やサービスの質を落としては何もなりません。活動を充分理解してもらえるよう、メンバーが口コミ中心でこまめに情報発信を行うことも、利益改善のためには大変重要です。

事業によっては、初年度に充分事業収益が獲得できない場合があります。たとえば、周知に時間がかかったり、初年度の受入れ人数に制限がある場合などです。その場合、遅くとも3年目以降を黒字にすることを目標に計画を立てましょう。


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間仕切り
間仕切り

Q17

事業計画の作成方法について教えてください (4)資金繰り計画を作成する

間仕切り A

資金繰り計画は、実際にお金がいくら出入りするかを、月ごとに計画するものです。前項までの「事業収支計画」とやや異なる「資金繰り表」という表を使って計画します。

次の表を見て下さい。
ある月の収入と支出を現金の動きで比較したものです。

* 収入・支出ともに現金で取引
・・・ 支出を支払っても手元に資金が残ります。
* 一部が売掛金(翌月以降の支払いや手形など)
・・・ お金が入るのは翌月以降になります。
もし、手元に現金がない場合、支出用のお金が不足し、たちまち資金繰りが苦しくなってしまいます。

資金繰りが苦しくなってしまいます

そこで、資金繰り計画を作り、常に現金が不足しないようチェックすることが求められるのです。特に、請求書を発行し、代金が後日振り込みとなる団体は、作成しておくと良いでしょう。
資金繰り表は、まず、年間の収益計画を月別にブレークダウンします。季節偏差を考えて、できるだけ実態に近い数値で作ります。
(下表例)→1〜3月の実績をもとに4月以降の計画を作成

■資金繰り表 例

  1月実績 2月実績 3月実績 4月計画 5月計画
売上高 250 250 300 400 400
仕入高 70 100 100 150 150
前月繰越(1) 100 130 80 150 80
収入 現金 売上回収 現金売上 100 100 200 200 200
売掛金回収 150 150 150 100 200
手形取立 0 0 0 0 0
手形割引 0 0 0 0 0
受取利息 0 0 0 0 0
雑収入 0 0 0 0 0
合計(2) 250 250 350 300 400
手形 売掛金 150 150 100 200 200
その他 0 0 0 0 0
合計 150 150 100 200 200
支出 現金 仕入 現金仕入 70 100 100 150 150
支払手形決済 0 0 0 0 0
支払 買掛金支払 0 0 0 0 0
人件費 20 20 20 40 40
経費 100 150 130 150 150
設備費 0 0 0 0 0
支払利息 0 0 0 0 0
税金・配当 0 0 0 0 0
合計(3) 190 270 250 340 340
手形 買掛金 190 270 250 340 340
その他 190 270 250 340 340
合計 190 270 250 340 340
差引過不足(1)+(2)−(3) 160 110 180 110 140
財務 借入金 0 0 0 0 0
借入金返済 30 30 30 30 30
  翌月繰越 130 80 150 80 110

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間仕切り
間仕切り

Q18

業計画を活用するにはどうすればいいでしょうか

間仕切り A

事業計画を作ったものの、それ以降、計画をまったく活かしていない事業者も少なくありません。また、「計画=補助金や助成金を申請する書類」と誤解する人もいるようです。
事業計画書とは、事業目標達成までのストーリーを文章と数値で示したものです。したがって、常に事業計画と実績とを見比べ、計画と異なる場合、なぜそうなったか考えて早く次の一手につなげることが肝要です。
「1年間が終わって初めて実績を知った」「1年間の収入から経費を引いて余った分をメンバーの活動費として分ける」という考えでは、事業を計画的に伸ばすことは不可能です。
また、活動が順調に推移している場合も、なぜ順調なのかチャンスを分析し、計画を上方修正しても良いでしょう。

計画を活かすには、次のステップ(PDCAサイクル)で計画を全員で共有し、常に意識できるようにしておきましょう。

■計画(Plan)
* 補助金・助成金申請用ではなくメンバー全員が把握できる事業計画を作成する
* 3〜5年後までの中期計画を作成する
* 年度計画は文章と数字で具体的に作成する
* 一部メンバーだけでなく主要メンバー全員で計画を作成する
* 全員が共有できる数値目標を設定する
(例)「今年の会員数目標300人」など

■実行(Do)
* 計画に沿ったスケジュールで物事を進める
* 定例ミーティング等で常に計画を確認する
* 決めたことは実行する

■点検(Check)
* 計画に沿っているか担当を決めてチェックする
* 計画を順調に達成している場合も未達成の場合も結果を報告する
* 計画と比較するときは、どの程度差があるのか数値で確かめる

■改善(Act)
* 実施が計画に沿っていない部分を調べる
* なぜ計画と異なったか原因を考える
* 状況が変化した場合は計画を修正する
* 修正した計画は関係者にきちんと知らせる


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間仕切り
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